まずは良いニュースから。人類は気候変動を食い止め、核戦争を回避し、世界平和を達成しました。悪いニュース。人類は絶滅することでこれらを達成しました。オムレツと卵の命題ですね。人類はこの偉業を実に人類らしい方法で成し遂げたのです。怠惰で傲慢でいただけです。自分達のこと以外の真実に背を向け、周りの世界に対して故意に無知でいることで欺瞞に力を与えたのです。このことが超自然存在に扉を開きました。彼らはあっという間に人類を皆殺しにし、腰を落ち着けていつまでも幸せに暮らしましたとさ。

本当に?(ネタバレ: そんなことはありません)

RESEARCH and DESTROY は超自然存在が人類を破滅させた後の世界を舞台にしています。ですが、一部の人々は知恵を働かせ、文字通り地下に潜ってこの暗黒の時代をやり過ごし、子供達にいつの日か人類を再興させる唯一の力について教えたのです。それは、科学!

数世代の後、古い科学の本から全てを学んだ三人の超科学者が、地下のバンカーからRADヴァンで登場します。今や彼らは新たな知識に飢え、実のあるフィールドワークを望んでいます。

RESEARCH and DESTROY は主にヨーロッパ大陸と北アフリカ大陸を思わせる場所でプレイすることになります。バンパイア、トロール、ワーウルフ、ミイラその他の超自然存在の伝統的故郷です。プレイヤーは不気味な城、不快な村、危険な砂漠、奇妙な森、荒れ果てたディストピアなどを訪れ、ゲリラさながらに科学的フィールドワークを行い、超自然存在の脅威を排除すべく戦います。

超科学者達はヴァンの中では適切なリサーチができません。それではお話になりません。大学を建設して、フィールドワークで得たデータの検証、精査を行うのです。ですが、地球全土を超自然存在の群が跋扈する中、超科学者達が安全に研究ができるわけがありません。

世界には超科学者が3人しかいないため、未来技術の同時協力プレイで並行次元から超科学者の力を借りることになります。各プレイヤーは自分の超科学者のチームを操作します。超科学者の外観のカスタマイズや装備の選択が可能です。オンラインや画面分割でフレンドと一緒にプレイする方法の詳細などについては、今度のブログ投稿で紹介します。

インスピレーションの元
ゲームプレイの観点から言えば、X-COMに大きな影響を受けました。RESEARCH and DESTROY は非常にシンプルなX-COMに似た協力プレイゲームのプロトタイプとして始まりました。ですが、すぐにもっとアクション主体のターン制アクションゲーム(この呼び名が気に入ってます)に変化していったのです。

また、X-COMにあったようなリサーチや地球規模の戦略システムを導入したかったので、最初に思いついた設定は変えています。奇妙な科学設定を使うことで、様々な種類のユニークな武器、面白いガジェット、楽しく笑えるユーモアなどをゲームの世界に盛り込むことができました。

勿論、非常に小さいチームで、かなり大規模になることが分かっているゲームを開発するのであれば、アートスタイルを比較的シンプルにまとめることが肝要になります。奇妙な科学のテーマはカートゥーン的なアートスタイルにとてもマッチしており、これは私達が長らくやってみたかったことでもありました。

視覚的には、20世紀のコミックスやTVアニメからインスピレーションを得ています。ゴーストバスターズは言うまでもないでしょう?Scooby-DooやHanna-Barberaに出てくる謎解きが得意なティーンエージャーもですね。RADの超科学者と超自然存在の両方のキャラクターデザインは、識別を簡単にし、覚えやすくするためにあえてシンプルにしてあります。多くのクールなヒーロー達と同様、超科学者達はカッコいい車に乗っています。

周辺環境の明るくシンプルな色使いは、ピンクパンサーのようなアニメや、Josh Agle、別名Shag and Tim Whiteのアートワークを参考にしています。

この明るく、カラフルで、いまだかつてない、真実を失ってしまった終末世界の世界を、作った私達と同じように楽しんでもらえたら嬉しいです。